清明(せいめい)・玄鳥至(つばめきたる)
※2023年4月5日にFBページ【ことばの庭】へ投稿したものを加筆・修正しています
4月5日水曜日
旧暦では、閏(うるう)2月15日
二十四節気では【清明(せいめい)】
七十二候では【玄鳥至(つばめきたる)】
桜前線もかなり北上して、春を満喫する方が増えてきたのではないでしょうか。
昨日、秋田の知人より
「(桜の)つぼみが少し膨らんできたころ」
と教えていただきました。
桜の妖精たちは、東北北部を旅している頃なのでしょうね。
私の住む街、北九州はあいにくの雨。
花散らしとなりそうで、ツバメたちもどこかで雨宿りをしているのかもしれません。
清明(せいめい)
「清浄明潔」の略ともいわれ、万物が清められ、寒からず暑からず、快適な時節。清く明るい水や空気に触れて、人もまた心身ともに清められる気分がする。行楽にも最適で、休日は屋外で自然に親しむ人々が多くなるのもこの頃。
日本の歳時記(JapanKnowledge)
気持ちは、春本番。
暦の上では、立春(りっしゅん)から約ふた月。ひと月後には立夏(りっか)を迎える晩春です。
玄鳥至(つばめきたる)
南の方からツバメたちが長い旅をしてやって来る頃。
日本では“常盤(ときわ)の国を往来する”縁起のよい鳥。
(海外でも、子授けや安産などの象徴として考える国がいくつもあるようです)
「燕」という漢字の方が、見慣れているかもしれませんね。
「玄」には黒という意味があり、「玄鳥」もツバメを表すのだそうです。
9月18日の【玄鳥去(つばめさる)】まで、ゆっくり子育てをしてもらえたらいいなと思っています。