魚上氷(うおこおりをいずる)に想う
立春(りっしゅん)・魚上氷(うおこおりをいずる)
2024年2月14日~2月18日の暦。
二十四節気(にじゅうしせっき)に比べて、読みも意味も分かりづらく感じる七十二候(しちじゅうにこう)
魚上氷と書いて、うおこおりをいずるとは読めない…と思いませんか?
元々、中国から入ってきた言葉で「漢詩によるメッセージ」のため、現代人の私には読みづらく感じるのでしょう💦
季語として使われるのは「魚氷に上る(うおひにのぼる)」なのだとか。
春になって水が温み(ぬるみ)始めると、氷の割れ目から魚が躍り出るという意味
日本の歳時記
さらに
「礼記(らいき)」「月令(がつりょう)」に「東風解凍、蟄虫始振、魚上氷」とあり、天、地、水の始動する気配がみごとにあらわされたくだり
日本の歳時記
とあります。
なるほど、自然の動きをそのように捉えていたのですね。ほんの少しだけ、メッセージに込められた想いに近づけた気がします。