小雪(しょうせつ)・朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
いよいよ年の瀬も押し迫って、「小雪・朔風払葉」の原稿を寝かせ続け(笑)、投稿を忘れていたことに気がつきました。時期はずれですが、アップします。
2023年11月27日
旧暦10月15日(望=満月)
二十四節気(にじゅうしせっき)は 小雪(しょうせつ)
*11/22~12/6
七十二候(しちじゅうにこう)は 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
*11/27~12/1
ひと雨ごとに冬の足音が大きくなり、北の方から雨を雪へと変える寒気がやってくるようです。
木の葉を揺らす風も、日差しを運ぶあたたかな流れより、冷たい北風へ。1枚、また1枚と枝先で舞っていた葉が地面に落ちていきます。
哀愁の言葉が似合う時期。若葉の頃から真夏の太陽が若さの象徴だとしたら、色とりどりの紅葉の時期、そして葉を落とす時期は人生のどの辺りになるのでしょう。
人も、ぐんぐん伸びていく時に手に入れたものを手放すときがやってくるようです。
「色褪せた紅葉を握りしめていないで、手を広げてごらん」
公園の木々から教えられたように、私もそっと拳をひらいて…飾りのない自分に戻っていきましょう。この先出会う、新しい季節を楽しみにして。