立冬(りっとう)・山茶始開(つばきはじめてひらく)
2023年11月8日
旧暦9月25日
二十四節気(にじゅうしせっき)は 立冬(りっとう)
*11/8~11/21
七十二候(しちじゅうにこう_)は 山茶始開(つばきはじめてひらく)
*11/8~11/12
暦の上では、冬の始まり。
ひと雨ごとに冬が近づいてくるようです。南北に長い日本列島では、冬将軍も北は駆け足で行進、南下するほど足並みが揃わなくなるように感じます。
山茶始開(つばきはじめてひらく)
ここでの山茶(つばき)は、山茶花(さざんか)のこと。
紅、白、薄紅、斑(ふ)入りの紅などの色がある。椿の花に似ているが、椿よりはかなげに咲き、はかなげに散る。「山茶」は中国では椿のこと。「山茶花」という名前は、これを借りて日本で作られた。初めは「さんざか」と読んでいたが、江戸時代になると「ん」と「ざ」が入れ替わって「さざんか」と読むようになった。
日本の歳時記
ひめつばきとも呼ばれるように、一般的な椿の花より小ぶりなものが多いようです。また散るときに、はらはらと花びらを散らすので儚(はかな)げな印象を残すのかもしれません。
例年にない暖かさが続いた今年の秋ですが、散歩道で山茶花の蕾(つぼみ)が膨らんでいることに気がつくようになりました。生垣が花で彩られるころには、街のクリスマスイルミネーションと相俟って、グッと冬めいてくるのでしょうね。
日中と朝晩の寒暖差が大きく、乾燥も気になる時期です。
どうぞ暖かくしてお過ごしください。