母の日に寄せて

明日5月12日は母の日ですね。

  

十分な親孝行ができていない私に「子どもは親に心配かけてもいいのよ」と言う母。

この歳になって、しみじみ母のありがたみを感じています。

思い出してみれば、学生時代の私は、母と向き合うことを避けていたようです。

「今日も、お母さんとケンカして家を出てきた!」とプンプンする友人が羨ましく、「ウチは、そんな関係になれないのよね…」などと思っていました。

仲良し母娘という同級生もいましたが、私は母を怒らせないように距離を置くタイプだったので、よそよそしい(そして内心反発する)母娘だったのかもしれません。

  

ずっと、母との間に壁があるのは「母のせい」だと思っていた私ですが、社会人になり世代や価値観が異なる人の中で上手くいかない体験を重ねるうち「もしかしたら、私に原因があるのでは?」と感じるようになりました。

職場で「話の聞き方が下手」だと叱られ、”そこそこ”しか人と親しくなれないのは、「私が人との付き合い方を知らない、間違えているのでは?」とも思うように。

  

今、思い出しても恥ずかしい黒歴史がいっぱいです💦

   

そんな悩みもあり、NLPをはじめとした日常生活に活かす心理学を学び、少しは人付き合いもできるようになった…ハズでした。が、「知っている」と「している(実践できている)」の間には太平洋ほどの隔たりがあり、いまだに「やらかしてしまう」ことが多々あります。

特に、家族や気の置けない友人になるほど「素の自分」がひょいっと顔を出し、言わなくてもよいひと言を口にしたり、感情をそのまま言葉に乗せたりしてしまいます。

つい最近も、そんな「やらかした」出来事で落ち込む私の話を、母はそばで聞きながら、叱るのでもなく、ただ感じたことを伝えてくれました。

思えば、私も自分の悩みや弱みを母に言えるようになったのは、ここ数年のような気がします。私が壁を低くしていったことで、母も構えることなく言葉にしてくれるようになったのかもしれません。

よそよそしい母娘関係も、もしかしたら…身構える私の姿に母は自分を重ねて見ていた、のかもしれません。私と同じように悩んだ時間と経験が、今の母の言葉に込められているように感じます。

  

そのことに、やっと気がつけた今。

お母さん、ありがとう。

そして、大好きです。

  

お母さんの娘に生まれてよかった。

  

2024年母の日に寄せて

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