夏土用
※FBページ【ことばの庭】7月20日投稿分を加筆・修正しています
2023年7月20日
旧暦の6月3日。
今日から夏の土用ですね。
※7/20~8/7
和暦では暑さのピーク
小暑(しょうしょ)
※7/7~7/22
大暑(たいしょ)
※7/23~8/7
を経て秋へと向かう頃
8月8日の立秋を迎える前日までが、夏土用の期間です。
むしろ、体感としては
これからが暑さの本番💦
という地域がほとんどではないでしょうか。
やはり
7月30日(日)「夏の土用の丑の日」に鰻でスタミナをつけ、元気に夏を乗り切っていきたいですね。
鰻が苦手な方には
・うのつく食べ物:梅干しや瓜(胡瓜、西瓜、南瓜も)うどん
・土用のつく食べ物:土用しじみや土用餅
・黒い食べ物
などでゲンを担ぎながら、体調を整えるのもおすすめです。
また、そろそろ漬けた梅を天日に干すというご家庭もあるのでは?
「三日三晩の土用干し」といわれますが、我が家では「三日三日の土用干し」状態です(苦笑)
この土用期間や、土用に食べると良いものなどを調べていくと
「陰陽五行の考え方」
というものが、日常生活の中でいかに根付いているか、ということに気づきます。
例えば、季節(四季)
木、火、土、金、水の五行を季節に当てはめると
春:木の芽が出るころ=木
夏:火のように暑い=火
秋:金属のように冷える=金
冬:雪や氷で閉ざされる=水
このようになります。
ただ、これだと土の期間がありません。
そこで、各季節のあいだに「土の期間」を入れることで、五行が成り立つようにしたと伝えられています。
つまり、土用は夏だけでなく、春夏秋冬それぞれにあるということです。
※かなり気が早いですが、今年の秋土用は10月21日~11月7日です。
和暦・古暦好きで目下勉強中の身としては、このような情報も折々に伝えていけたらいいなと思っています。
梅雨明けの声はありませんが、空は夏空。
セミたちも元気に鳴いています。
時節柄、どうぞご自愛なさってくださいませ。