小満(しょうまん)・蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)

さんさんと降り注ぐ陽光。

見上げると眩しいくらいの青空。

文字どおり「陽の氣」が満ちてくるようです。

   

5月21日 日曜日

旧暦4月2日

  

今日から

二十四節気では【小満(しょうまん)】

七十二候では【蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)】

の気・候が始まります。

  

  

衣食住という言葉があるように、古から「衣」はとても大切にされてきました。

(もちろん、食も住も大切ですよね)

  

  

その「衣」づくりに欠かせないのが、糸。

中でも、蚕(かいこ)によって生み出される“絹糸”は、貴重なもの。

皇室でも代々、ご養蚕(ようさん)が行われていますね。

  

戦前生まれの両親によると

「お蚕さんのために桑の葉を摘んでくるのは、子どもたちの仕事だった」

そうです。

  

私は、社会科の時間に地図記号として見た桑畑のイメージがあるのみ。

(2013年の改訂にて廃止されています)

  

※地図記号は、こちらの「地図・路線図」職工所サイトさまのものを使用しています

https://www.chizu-seisaku.com/kigou/s-kuwabatake/

  

  

実際に蚕を見たり、育てたという記憶がありません。

  

食欲旺盛で、夜も(眠ることなく)食べるというお蚕さん。

今日もどこかで、昼も夜もムシャムシャと新鮮な桑の葉をかじる音がしているのかもしれませんね。

  

  

余談ですが

桑のことを調べていて、マルベリーが桑のことだった!と知って驚きました。

・〔木〕a mulberry (tree)

・〔実〕a mulberry

・〔桑畑〕a mulberry field

プログレッシブ和英中辞典より

  

  

参考サイト

・養蚕の伝統と想いを紡ぐ 天皇家の「ご養蚕」

https://www.suteteko.net/mayui/column/20180620-2/

・天皇家御養蚕所と東京農工大学

http://web.tuat.ac.jp/~jokoukai/kindainihonnoisizue/archive/tenno/tenno.htm

・蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ(暦生活)

https://www.543life.com/seasons24/post20200521.html

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