穀雨(こくう)・牡丹華(ぼたんはなさく) 

※5月2日にFBページ【ことばの庭】に投稿したものを加筆・修正しています

  

数日でもタイミングを逃すと花の盛りを過ぎるように、投稿も遅れると……何だか前日のニュースを書く気分になります。

  

4月30日から 5月5日まで

二十四節気では【穀雨(こくう)】

七十二候では【牡丹華(ぼたんはなさく)】

です。

  

  

この間に

八十八夜(5月2日)

端午の節句(5月5日)

節句・雑節もあり、いよいよ静から動へ。

  

行動(アクティブ)の季節です。

  

こうしてみると

日本人の祖先たちは、わずかな変化の気配を壁にかけた暦からではなく、五感で、敏感に感じとっていたのでしょうね。

  

季節の花をゆったりと愛でる時間を過ごしたいものです。

  

  

余談ですが

飛鳥時代に、日本とも行き来のあった新羅(しらぎ/シルラ)

初めて女王として国を治めたのが「善徳(そんどく)女王」(在位:632年〜647年)でした。

 

韓国ドラマに詳しい方は、徳曼(トンマン)=善徳女王、金春秋(キム・チュンチュ)=武烈王、金庾信(キム・ユシン)という名前をご存知かもしれませんね。

  

善徳女王の聡明さを表す逸話(いつわ)として伝わるのが

「牡丹の花には香りがない」と

実物を見たことがないのに、中国から送られた牡丹の絵を見て語ったというもの。

  

まだ少女・徳曼(トンマン)でしたが、“描かれた牡丹のまわりに蝶がいないから”香りのない花だろう、と察したそうです。

  

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