雨あがりの香り
雨あがり。
散歩をする楽しみのひとつは香り。
しっとりとした空気が、消えそうな水滴でつつむように季節の香りがします。
春先は、ほのかに甘い風。
軽さのなかに、どこか過ぎていった冬を思い起こさせる重めの流れも混じるよう。
山々にかかる雲も、次第に晴れていくのでしょう。
・・・と書いていて、気になった言葉が。
「雲がはれる」は、晴れるで良いのか?
空を覆っていた/山にかかっていた雲が消えていく
という情景なのですが
「晴れる」とは
そもそもその前にあった雨・雲が消えるから晴れる、晴れ間が広がるのでは?
私が間違った使い方をしているのかも?
気になり出すと、むくむくと好奇心と探究心が湧いてくる私。
(まるで雲が広がるようです 笑)
答え合わせを先にしましょう。
「雲がはれる」は「雲が晴れる」と書きます。
そして、この記事を見つけました。
↓
毎日ことば plus
(毎日新聞 校閲センター)
いかがでしょう?
少し、モヤモヤが晴れましたか?
咲き始めた山桜が、心なしか笑っているように見えてきます。