菜虫化蝶(なむしちょうとなる) ~歳時記
※2023年3月16日にFBページ【ことばの庭】へ投稿したものを加筆・修正しています
2日ほど前に、東京で桜の開花が発表されましたね。
年々早くなるように感じるのは私だけでしょうか?
今日は
二十四節気では【啓蟄(けいちつ)】
七十二候では【菜虫化蝶(なむしちょうとなる)】
そのうちに、色とりどりの花たちの間を軽やかに舞う蝶々の姿を目にするのでしょうね。
葉っぱについているもそもそ動く青虫が、やがて、ふわりと飛び立つ蝶になるなんて……子どもの頃は不思議でなりませんでした。
大人になると、人生と重ね合わせてみるように。
自然は偉大な師ですね。
そういえば、公園の芝生のうえに雀や鶫(つぐみ)たちが大勢!
きっと、土の中から出てきた虫たちを啄(ついば)んでいるのでしょう。
来週には【啓蟄(けいちつ)】から【春分(しゅんぶん)】へ。
殻を脱ぎ、新しい芽を出す時期。
心も身体も軽やかに整えていきたいものです。